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私が社会保険労務士になろう!と思った理由

社会保険労務士

このページでは、私にとって人生の転機であったと言える

社会保険労務士の受験について、少し書いてみようと思います。


私がどんな考えを持った人間なのか、

どういう考えからこの仕事に就こうと思ったのか…など、


このサイトにいらっしゃって頂いた方々に、

少しでもわかって頂けるものであればと思い、


私が社会保険労務士を目指した理由について書いてみたいと思います。

とは言っても、独立心が強いとか、そんな大それた考えがあったわけではありません。


どんな事がきっかけになるかなんていうのは、わからないものですね。

それは、私が大学を卒業し、社会人になってからの出来事でした。


大学卒業後、会計事務所に就職

税理士

私が大学を出て、就職した先は会計事務所でした。


経済学部を卒業した私でしたが、

大学では教職免許を取得するため、


簿記や会計の勉強ばかりをしていた人間ではなく、

恥ずかしながら、会計・税務に関する資格などは何一つ持っていませんでした。


就職の決め手も、就職活動を行っている最中に

求人募集の中の「会計ソフトの指導」という文字が目に入ってきたのがきっかけでした。



教職免許を取得したこともあり、

何かを教えたりする仕事に就けたら…というのが、

心のどこかにあったからというものでした。



会計に関しては、ほとんど何もわからない状態で会社に入ったのですが、

入社後まもないある日、所長から、ふと言われました。



「税理士を目指す先輩はもう2人もいる。

 大塚さんは労務や助成金など勉強してみてもいいね。」



当時は恥ずかしながら、社会保険労務士という資格が

あることすら知りませんでしたが、



仕事で経理や会計監査をしつつ、給与計算や労務管理に触れ、

高年齢雇用継続給付の申請や助成金を調べたりするうちに、

労務の面でも、経営の面でも喜ばれるこの方面に興味を持っていったのです。



出勤途中のもらい事故で…。

しかし、そのような中、忘れもしない日がやってくるのです。



普段、会社休日の土日に出勤することはほとんどなかったのですが、

業務が多忙になった平成13年2月。



労災

土曜日の寒い朝、休日の車での出勤途中に対向車が、

センターラインを超えて飛び出し、

なんと私の車にぶつかってきたのです。



一瞬の出来事でした。



正面衝突に近い状態で車は衝突し、私は救急車で病院へ運ばれました。


激痛で息も出来ないという状態なのに、

仕事の事を考えていた私でした。(笑)



「これは『労災』に当てはまるのかな?」



しかし、当時は所詮、こんな程度の知識しかなかったのです。



事故に遭ったら、さぁ大変。

事故に遭って、自分が被害者となったとき、

最初は保険会社とか国が何でもやってくれると思っていました。


でも、現実はそうではなかったのです。



 医者に治療に行く時は?ハリ治療は?整体は?

 自分の休業中の補償はどうなるのか?


 どの保険を使えば良いのだろう?

 健康保険、労災保険、自賠責保険、損害保険…。


 どこに申請すればいいのだろう?

 損害賠償ってどこまで、どうやって請求できるの?




労災

こんなことって普段、生活をしている中でも

意外と知らない人の方が多いかと思います。



その上、相手の損害保険会社が休業補償を

出し渋ってきたりすると、もうお手上げ状態です。



身体を治す為、仕事も出来る状態ではなかったため、

仕事も辞めることに…。



そういう状況に置かれた時、

知識の無さ、自分の無力さというのを痛感しました。



社労士

何事もそうですが、

知らない、わからないということは大変なことです。



まずは解決するための知識をつけなければ…。

そう思ったのです。



幸い1年ちょっとの間、通院に専念する中で、

自分自身を見つめ直したり、今後の将来や色んな事を考える時間ができました。


そのような中、


 『もっと社会保険、労災保険等の知識が欲しい!』という気持ちと共に、

 『会社で従業員が労働災害、通勤災害にあった時の対処法をサポートしたい!』


 『自分が苦労した実体験を活かし、知識をつけることで、

  自分と同じように困った事に遭遇してしまった人の手助けをしたい!』


 『そうなる前の予防・対策をする事で、企業経営にとって要らない手間を省き、

  安心して働き甲斐のある会社を創り上げるサポートをしていきたい!』



という思いや考えが自分の中に生まれてきたのです。



社会保険労務士になろう!

労災

色々調べてみると、それは全て

社会保険労務士という資格の勉強することで

知識を得られることだという事がわかってきました。



というよりもむしろ、私の知りたいこと、

困ったことを解決したいと思った内容が

ちょうど社会保険労務士の試験勉強の内容と一緒だっただけかもしれません。



どちらにしても、私の中で、

社会保険労務士の資格を取って、その知識と経験を活かせる仕事をしたい!

と思うようになりました。



交通事故に遭って自身の健康や職を失った事で

どん底だった時に、自分自身を見つめ直しました。



そのような中で、自分の現状をマイナスに考えるのではなく、

「人がなかなか経験できないことを自分は経験できたんだ…!これを活かしたい!」

という風に物事をプラスに考えた事が良かったのかもしれません。



色んな人に助けられ、周囲の人のありがたみを感じました。

困っていたときに、支えてくれた周りの人たちへも感謝しました。



そして、社会保険労務士の試験に合格する事ができ、

平成16年2月、開業するに至りました。



これからも新しいものを習得するアンテナを常に高く伸ばし、

ピンチはチャンスだ!と考え、


何に対しても「ありがとうございます!」という感謝の気持ちで頑張りたいと思っています。

長々とお読みくださり、ありがとうございました。

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